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  3. 今年の冬も寒い

冬になり急激に冷え込んできました。この時期は手先や足先の冷えが気になりますよね。
冷えは肩こりや腰痛、便秘や肌荒れ、抵抗力の低下などといった症状が出てきます。「冷えは万病のもと」と言われるのでしっかり対策したいものです。

女性はどうして冷えを感じやすい?

色々な理由がありますが、冷え性に悩まされるのは女性が圧倒的に多い傾向にあります。
女性は筋肉が少ないため、熱を作るのが男性より苦手です。それに加え、月経で貧血になりやすく、特に更年期はホルモンバランスが変化しやすく、自律神経に影響を及ぼします。
女性は皮下脂肪が多く、寒さに強いといわれますが、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質があります。

冷え性を改善する食べ物

冷え性を改善するためには、身体を内側から温めることが大切です。
栄養バランスのとれた食事を基本に、身体を温める食材を積極的に摂りましょう。
身体を温める食材と冷やす食材にはいくつかの法則があります。必ずしも以下に挙げた項目が当てはまるとはいうわけではありませんが、傾向をつかんでおきましょう。

育つ環境

寒い地域で育つ食材は身体を温める傾向にあります。反対に南国が原産の食材は身体を冷やすものが多いです。
迷ったら原産国や収穫地から選びましょう。

旬の食材

冬が旬の食材は身体を温め、夏が旬の食材は身体を冷やす場合が多いです。
夏が旬の野菜であるトマトやきゅうり、ナスは身体を冷やす食材として知られています。旬の食材を食べたほうがよいとよく言われますが、季節と旬の食材の効果がマッチして、理にかなっているからです。

発酵食品

発酵食品の酵素は、身体の新陳代謝を促して身体を温めてくれます。例えば大豆そのものは温める効果や冷やす効果はありませんが、発酵させて納豆や味噌、醤油などになることで身体を温める食材に変わります。

身体を温める食材とは

肉類に多く含まれるタンパク質は熱源となる筋肉を作るほか、シシャモやたらこ、アボカド、アーモンドに含まれるビタミンEは末梢血管を広げて血液循環をよくする働きがあります。
野菜だと玉ねぎやカブ、カボチャ、ショウガ、にんにく、ニラなどが身体を温める食材です。

寒さ対策と服装

何も考えずに重ね着をしていると温かくならないどころか、着ぶくれしてみっともない格好に・・・
なんてならないように賢い重ね着の方法を知っておきましょう。

1枚目

1番下に着る肌着の大事なポイントとしては、
・伸縮性があり肌に密着すること
・汗を吸って湿気を逃がしてくれること
・体温から出る熱を保温してくれること
です。つまり、肌着は吸湿性が高く、保温してくれる素材を選びましょう。
ユニクロなどで売られている機能性インナーが最適です。

2枚目

インナーを選ぶポイントとしては、
・血行を悪くしないために肌着と若干の隙間ができるサイズ
・綿やウールなどの素材
です。インナーは締め付けないサイズ感と、保温してくれる素材がいいでしょう。

3枚目

自分の好きなデザインを選びましょう。ニットやスウェット、フリースなどの素材は空気をたくさん含むことができるため、温かさをキープできます。

アウター

アウター選びで大切なことは、
・裏地や表地の生地の織が密なこと
・裏地が付いている
です。1~3枚目の温かさを逃さないように織の密度は気にしたいところ。
さらに防水加工や撥水加工があるとなおいいでしょう。

首3つを冷やさないことを意識する

首3つとは首、手首、足首のことです。他の部位に比べて皮膚が薄いので冷えを感じやすくなります。首3つを冷やさないことが防寒対策になります。

外出時、風にさらされないようにマフラーやストールを巻くようにしましょう。

手首

着用したままスマホを操作できる手袋がおすすめ。室内の場合、手を動かして血行を良くしたり、手首ウォーマーを着用したりしましょう。

足首

外出時、ヒールの高い靴やロングブーツの場合、足首があまり動かないため冷えの原因になります。厚手のタイツや靴下を着用して冷えを防ぎましょう。
室内では足首までの長さがあるルームシューズを履いたり、ひざ掛けを使ったりして足元を冷やさないように気を付けてください。

暖房代を浮かせるためにやっていること

モノの値段が上がり、電気代も上がっています。できれば暖房をつけたくないですが、この寒さの中そうはいきませんよね。
せめて暖房にかかる費用を抑えるための工夫をしましょう。

隙間風を入れない

家を温かく保つためにやっておきたいのが隙間風を入れないことです。実は窓をちゃんと閉め切っている状態でもレールや引き違い(窓同士が合わさる部分)にはわずかな隙間ができてしまいます。
そこから隙間風が入ってくると、せっかく温めた室内の気温が下がってしまうのです。
対策として窓の隙間をふさぐテープを貼るのも方法の一つ。ホームセンターやネット通販、今では100均でも購入できます。
断熱効果のある厚手のカーテンを設置する方法もあります。カーテンを窓枠より長くすることで、冷気の侵入を防いでくれるでしょう。

床にラグやカーペットを敷く

床にラグやカーペットを敷くことで、冷えを緩和できます。起毛タイプの場合、毛の間に空気を含むため、冷気を感じにくくなります。
さらにその下にアルミシートを敷くとより効果的です。アルミの保温効果により足元を温められます。コルクマットも同様の効果が得られるので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶといいでしょう。

部屋を加湿する

湿度を上げることも寒さ対策になります。湿度を高く保つことで体感温度が上がり、温かく感じられるためです。
部屋の中の温度が20度前後、湿度が50~60%を目安に加湿しましょう。
加湿器を使う以外にも、濡れタオルや洗濯物を部屋干ししたり、鍋でお湯を沸かしたりするなどの方法があります。

座り作業が多いならひざ掛けを

長時間座りっぱなしで仕事を続けていると血流が悪くなります。ひざ掛けなど身体を温められるグッズがあるといいでしょう。
頭寒足熱という言葉ある通り、足元を温めることは大切です。また、足元を温めることは集中力アップにつながるので、仕事の効率アップのためにも冷え対策は行いましょう。

エアコンの使い方

冬はエアコンによる暖房は欠かせません。ただ、使用時間が長くなると気になるのが電気代。
エアコンにかかる電気代を節約したいなら自動運転がおすすめです。室内の温度にあわせて風力を調整してくれる自動運転は最短で部屋を温め、消費電力も最小限に抑えられます。
また、サーキュレーターを併用し、部屋全体の空気をかき回すことで、足元から天井までムラなく温まるでしょう。
サーキュレーターの電気代も気になるかもしれませんが、必要以上に温度を上げ下げすることがなくなるため、エアコンのみを使うよりも節約につながります。

お風呂の入り方

寒いとお風呂に入るのが億劫になりがちです。
特にお風呂は家の中でも一番寒い場所といっても過言ではないのでしょうか。冬でも温かくお風呂に入るためのポイントを紹介します。

入浴前の対策

お風呂は裸で入るので、寒さ対策が重要になります。

換気扇を止める

マンションやアパートの場合、お風呂やトイレに窓がない構造だったりします。
窓があればお風呂に入る時、締め切るかもしれませんが、換気扇はどうしていますか。
湿気がこもらないように常に換気扇を回しているはずです。そこで、お風呂に入る前に換気扇は止めるようしましょう。
湿気はこもるかもしれませんが、換気扇は窓を開けっぱなしにしているのと同じなので、寒いのは当然です。シャワーやお風呂の蒸気で温かくなるはずが、換気扇で外に流れ出てしまいます。
湿気はお風呂上りに換気扇を回せば問題ありません。

暖房機を使う

浴室を温めるのはお風呂やシャワーのお湯と考えがちですが、浴室を温めるのに暖房機を使ってもいいのです。
電気ストーブなどを使って、脱衣所に暖房機を置いて浴室内に向けて温めましょう。

入浴中の対策

冬のお風呂はシャワーに当てながら身体を洗っても寒いですよね。
お風呂にゆっくり浸かれば身体を温められますが、毎回毎回お湯をためるのは面倒。シャワーでも身体を温められる方法を紹介します。

足湯

シャワーが当たらない部分は身体が冷えてしまい、なかなか温まりません。
そんな時は足だけでも温めることでも効果的です。ひざ下まで浸かる入れ物を準備し、熱めのお湯をためておきます。
そこに足をつけながら、身体や髪を洗っていると、シャワーだけより身体が温まりますよ。

浴槽でお湯をためながらシャワーを浴びる

一人暮らしだとシャワーで済ませる人が多いと思いますが、冬だとシャワーは止めずに流しっぱなしではないでしょうか。
お湯をためるのがもったいないと思うなら、シャワーの出しっぱなしももったいないですよね。せっかくなので浴槽内でシャワーを浴びてお湯をためましょう。
シャワーでお湯をためて、最後はそれに浸かって身体を温めましょう。

定期的に動くことも大切

事務仕事でも立ち仕事でも、長時間同じ姿勢でいると血行不良を招いてしまいます。
仕事中に運動することは難しいかもしれませんが、デスクから離れて歩いてみたり、座ったままできる軽いストレッチを取り入れるようにしましょう。
移動時、エレベーターではなく階段を使うことでいい運動になります。
ストレッチについてはふくらはぎを伸ばすと効果的です。座ったまま膝を伸ばしたり縮めたりして太ももの筋肉を動かすことで、身体を温められます。
筋肉が少ない人は、それだけで冷えやすくなります。日ごろからスクワットやウォーキングなどをしておき、温まりやすい身体作りを心掛けるといいでしょう。

寒い時期の冷えは特につらいものです。今回紹介した内容を参考にして、身体を温め、冷やさないようにしましょう。
寒さは冬の間続きますから、身体への影響は大きいです。上手に冷え対策をしていきましょう。

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