家事がデキる男

男の一人暮らしというと、汚い部屋に外食ばかり、洗濯は一ヶ月に一回するかどうかといったような悲惨な状態を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、俺はそんなひどい生活はしていません!
なぜ突然力説しているかというと、先日アルバイトの同僚の女性から「結婚を意識して付き合う相手を探していると『家事ができる男アピール』をしてくるやつが多い」というふうな話を聞いたからです。
その同僚女性は20代なかばのフリーターで現在積極的な婚活中なのですが、パーティーなどにいくと40がらみの男性がやたらと家庭的な男性であることを主張してくるのだとか。
今どきは女性ばかりに家事をさせていると突然に離婚をつきつけられてしまいますし、そもそも家事ができないことを結婚前に明らかにしてしまうとそれを理由に候補者から外されてしまうこともあります。
女性に媚びるためというと情けない気もしますが、それでも家事ができるということは生活能力スキルがあるということなので、俺的には家事ができる男は胸をはれるものと思っています。

婚活中の同僚のお話をもう少し書くと、最初はそうした家事のできる男アピールを真に受けて結婚をかなり意識して付き合いをしていたのですが、そろそろプロポーズかという時期に一緒にペンションに数日泊まりにいって、そこであまりにも家事能力がないということに気が付き、一気に心が冷めてしまったことがあったのだといいます。
本当のところは確認できませんが、おそらくその男性にとっての「できる」のレベルが彼女側から求められるものとはかなり違ったものだったんでしょう。

スッキリ気分もはれる

実際俺も友人連中をみていると、自分で家事ができるつもりになっているやつもかなりいます。
カップラーメンやお茶漬けを作って「料理ができる」と言っていたり、ネクタイやスニーカーをそのまま洗濯機に放り込んでしまうような、まるで冗談のような家事をしていてたりするのですから時々笑えなくて困ります。
もっとも俺の場合は家事が好きで始めたとかいうよりは、少ない給与額をどうにかして補おうとして始めたことが結果的に家事能力向上につながったというだけなのでそんなに偉そうには言えないかもしれません。
だけどもそのおかげで毎週きちんと部屋の掃除をしたり、洋服を畳んでクローゼット内にしまうようにしたり、食器は食べてすぐ洗ったり、柄物は白いシャツなんかとは一緒に洗濯機に入れないようにしたりといったスキルを身につけることができました。

というようなことを書くと、年配の男性あたりからは「そんな細かいことを毎日していると男としての度量が狭くなる」とお説教をいただくことになってしまいそうですが、慣れてくると家事仕事というのは楽しいものです。
ストレスがたまったときなどは思いっきり部屋の大掃除をするとスッキリ気分もはれるので、もし家事が嫌いという男性がいましたらぜひ一度本気で取り組んでみることをおすすめします。

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