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耳読というサービス

新しい読書の形

基本的に読書は自分で本を読むというスタイルが一般的になりますが、新しい画期的なサービスとして登場したのが「耳で読む」という意味の耳読というサービスを提供する「オーディブル」です。
オーディブルはスマートフォンさえあればどんな場所でも好きなときに本を聴くことで耳読ができるとい、今までにありそうでなかったサービスです。
用意されているタイトルは1万以上になり、好きなジャンルの中から無制限で楽しむことができます。

参考:Audible(オーディブル)

耳読を実現するオーディオブックとは

オーディブルが提供しているオーディオブックというサービスは、目で本を読むという従来の読書ではなく、プロのナレーターが心を込めて読んでくれることで快適に耳を使って聴いて楽しめるサービスとして提供されています。
ベストセラー作品や文学作品、ライトノベルなど20種類以上ものジャンルがあり、タイトルも1万以上ご用意しています。

利用する場合には1ヶ月1500円の料金が別途必要になりますが、何タイトル以内などの制限が一切ないので好きなだけ聴いて楽しめるようになっています。
もちろん、いつでも退会することは可能ですし、最初の1ヶ月間は無料体験に申し込むことで1ヶ月間たっぷりとオーディブルの魅力を体感できるようになっています。
この無料体験で満足できなければ、その後の正会員へ申込みしないようにしていただければ、翌月以降は料金がかかりません。
1ヶ月たっぷりとオーディオブックを楽しんでいただくと、翌月以降もぜひ申込みをしたいと希望する方が多くなるようです。

利用方法

オーディオブックを利用するためにはiPhoneかAndroidのスマートフォンが必要になります。
それぞれの専用アプリをダウンロードして会員登録を済ませるといよいよプロが読んでいるオーディオブックを楽しめるようになります。
なお、パソコンからは利用できないのであらかじめスマートフォンを所有している方が条件になることをご了承ください。

おすすめ作品

様々なタイトルが用意されているので何から聴いてみようかと迷うものですが、おすすめの作品としては高橋源一郎さんが執筆した「ぼくらの民主主義なんだぜ」や「死者と生きる未来」があります。
どちらの作品も大竹まことさんが朗読をしている作品として用意されていますが、音声だけに聞き入ってしまうほど大竹さんの朗読が素晴らしいため朗読している内容に引き込まれるものです。

他にも「吾輩は猫である」「人間失格」「雪国」「斜陽」など様々な名作がオーディオブックとして用意されているので、様々な作品を自分の目で読まなくても耳で聴きながら読書を楽しめるようになっています。
今まで気になっていたという作品も、ゆっくりと時間をかけるだけで済む点が大きなメリットになります。

英語の読書

青春時代の思いがよみがえる一冊

海外で愛され続けている名作と呼ばれる本を読んでいると、確かに内容が面白いなと納得させられるものですが、今回は英語の読書として基本中の基本とも言える超有名な小説「ライ麦畑でつかまえて」についてご紹介します。
この作品を読んだことはないけど、タイトルは耳にした経験があるという方も多いはずです。
初めて発表されたのは1951年のアメリカでしたが、その後瞬く間に世界中で大ヒットして累計発行部数が6千万部以上という驚異的なベストセラー作品となった小説です。
青春小説の代表的存在として扱われていますが、実は過激な内容が多かったことから発売当時は発売禁止になったこともあったそうです。

若者の心を捉える理由

世界中で若い世代を中心に支持される作品となったのは、主人公が今で言う典型的な中二病の少年だったからだと考えられます。
思春期の頃は何に対しても苛立ちを感じたり、理由もわからないうちに葛藤し続け思い悩んだ経験があるという方も多いはずです。
大人からすると「そんな事で悩むなんてくだらない」と一蹴されるようなことでも、ティーンズ世代にとっては重大な問題で青春という言葉だけでは片付けられない事がたくさんあるものです。
そんな青臭さを巧みに取り入れている所が共感を生んだと考えられます。

物語の主人公であるホールデン・コールフィールドは至って普通の少年です。
特別な容姿や特技を持っているわけではなく、ケンカはからきしダメで体も弱い、達者なのは口だけでいざ行動をとろうとすると緊張のあまりうまくいかずに何もできないというひ弱な少年でした。
そんな彼は成績が悪かったことを理由として退学処分になり、自分は落ちこぼれになってしまったことに疎外感を持っていました。
かなり誇大妄想をする性格で、自分を過大評価する傾向があったようです。

こんな主人公の気持ちや考え方がたくさん語られるようにして書かれているのが特徴の作品です。
最終的にはどんなストーリーだったのか?と思えるくらい中身がなかったように感じられるかもしれませんが10代の多感な時期の少年が大人に対して全てインチキだと攻撃するような感情を抱いている様子がひしひしと伝わってくる内容です。

若い世代に対して大きな影響を与えたとされる本作は、発売から60年以上経った今でも若者の心を捉え続けています。
実際に世界各国では年間20万部以上は売れ続けていると言われていることから、発売当時若者だった子供や孫の世代にも受け入れられる作品になっています。
逆に若い頃は夢中になって本作を読んでいたという大人も、10代の頃を思いだしながらもう一度本作を読み返してみるのもおすすめです。
時代が変わっても青春時代の自分はどうだったのかと思い出させてくれる作品は他にはなかなかないでしょう。

変わった構成で作られた小説③

2つの読み方が特徴的

読み手によって好きな読み方が実現するとして、変わった構成で作られた小説の一つとされる「石蹴り遊び」は、アルゼンチンの作家であるフリオ・コルタサルが書いた長編小説です。
コルタサルが書いた小説の中には映画化されたものも存在しており、世界的に有名な作家へと成長を遂げるきっかけにもなりました。
本作は1963年に発表されたもので面白い読み方が楽しめるとして注目されました。

参考:『石蹴り遊び』フリオ・コルタサル

2種類の読み方とは

大きな特徴といえるのが2通りの読み方ができる構成になっている点にあります。まずは第一部と第二部を順番に読んでいくという至ってオーソドックスな読み方です。
もう一つが作者の指示に従って全ての章を行ったり来たりという方法で読んでいく方法になります。
どちらの読み方も面白く、読者からは作者の指示に従う読み方がおすすめされることが多いですが、長編作品のため紙の本を二冊も持ち歩くのは不便なので外出時は不向きです。
出先で読書をしたいという場合には従来通りの読み方をおすすめします。

ゆっくりと読書の時間を設けることができる場合には、作者の指示に沿ってあちこちを読み進める方法をおすすめします。
物語は一体どこで終るのだろうか?と不安に感じるほど先が見えないストーリー展開になるものですが、かなり面白い作品に仕上がっています。

物語は第一部から第三部という構成に分かれています。
一部では1章から36章までが含まれている「向こう側から」というパリを舞台にした内容になっています。
二部には37章から56章まで含まれており、「こちら側から」としてブエノスアイレスを舞台にした内容になります。
三部では57章から155章という長い「こちら側から」という内容が含まれます。
一部から三部までを通して読み進めた場合には破滅型といえる青春小説という世界観になります。

作者の指示どおりに読み進めていくと、最後の方に何度も反復する読み方が出てくるなど変わった構成になっていると感じられますが、物語の内容に入り込んでいると面倒だなと感じることもないほど夢中になって読み進めることができる面白さがあります。

大まかなあらすじ

あまり本の内容をネタバレするとせっかくの面白さが半減するので、大まかなあらすじだけをご紹介します。
ブエノスアイレス出身のオリベイラは将来作家になりたいと考えている人物ですが、現実は酒に溺れてジャズに酔っているというボヘミアン体質でした。
オリベイラの前に現れたウルグアイ出身のルシアは、子供がいながらにして娼婦をしているという人物で、二人はやがて恋に落ちます。
しかし突然姿を消してしまったルシアを探し求めてパリの街をさまよっているオリベイラにどんな物語が待ち受けるのかは…本編をゆっくりとお楽しみください。